すみだの力応援基金助成事業に到るまで

    私たちの団体は、26年4月に設立したばかりですが、これからを担う会員の拡充が大きな課題となっていました。公的機関が行ってきた「講座」も廃止となり、その講座の復活は大変厳しい状況にありました。そこで、その講座を修了したメンバーが積極的に新たな「講座」を開き、墨田区民に傾聴をよく知ってもらうこと、気楽に傾聴を学んでもらうこと、さらに、傾聴ボランティアとして活躍してもらうことを目指しました。傾聴ボランティアの拡大を図ために実施する私たちの事業(すみだの高齢社会を支える人づくり(傾聴研修)事業)は、墨田区が目指す「やさしいまちづくり」に貢献できるものであり、すみだの力応援基金を活用して事業を実施することを決め、平成27年度事業の助成事業として採択されました。


すみだの高齢社会を支える人づくり(傾聴研修)事業

    傾聴に興味・関心のある方を対象に、情報提供を行うため、高齢者施設を会場としたイベントを開催しました。講師による傾聴ミニ講座、参加者同士のグループ討議および高齢者施設の見学を通して、「傾聴」を身近に感じていただき、参加者の知りたいことや不安等に対応する。

 さらに、傾聴ボランティア活動を実践したい人のための養成研修を開催しました。専門家による講義やロールプレイを通じて実践的なスキルの獲得につなげる。これにより、多くの方々に、傾聴ボランティア活動に参加していただき、すみだの高齢者が住みやすく、すみだのやさしいまちづくりに貢献することを目指しました。

    平成27年7月5日に「すみだの力応援基金」助成事業の公開プレゼンテーションが開催されました。

ダウンロード
公開プレゼンテーション資料
すみだの力プレゼン.pdf
PDFファイル 374.1 KB


実施した事業

①傾聴ミニ講座(H27.09.26)

    「傾聴」を知ってもらうためのイベントです。

 

②傾聴ボランティア養成研修(H27.11.28 & 12.12)

    基礎的な知識等を学習し、傾聴ボランティア活動に移行するための養成研修です。



助成事業を終えて

    参加者に支えられて、予定した事業を完了することができました。心配していた参加者も当日参加などで、ほぼ目標を達成できました。また、第一弾のイベント「傾聴ミニ講座」のアンケートでは、想定以上の評価を得ることができました。この事業の目標である「傾聴を広く知ってもらうこと」ができたことや「傾聴ボランティア活動への参加」についても、この事業の実施により、13名の新会員が増えました。一定の成果は達成されたものと考えています。しかし、反省点もありますので、今後もっと地域で傾聴が活用されるための改善を図っていきたいと思っています。